求愛を受け入れる

その一つは、女性がイエスと答えたと誤解して、強引に性行動をおこなおうとすることです。たしかに、レイプが罪とされているのは人間だけで、他の動物のセックスは基本的にはレイプのようなものなのですが、それにしてもいちおう約束ごとがあり、相手の求愛を受け入れるときには、それぞれ決まった動作でその意思を示します。オスは、そうしたメスの動作を読み取ってからセックスに移るのが普通です。恒温動物の場合、完全にノーという相手を征服するというのは一般的にまれです。メスには原則として、最終的な拒否権があるからです。その拒否権を奪ってしまうレイプは、やはり犯罪なのです。これは女性も男性も気をつけなくてはならないことですが、「いやよいやょは好きのうち」というのは、あくまで駆け引きの中の言葉であって、けっして相手をレイプしていいという意味ではありません。女性がレイプを望んでいるとは考えられないからです。「いやよ」と言うのは、はじめからイエスと言ってはつつしみがないと思われるからだというのは表向きの説明です。行動学的に見ると、すべての動物は、メスがオスのつっかけをいなしながら、ときにはメスからもつっかけながら、自分の思うように誘導していく形をとるものなのです。たしかに、脊椎動物における性行動には、オスによるメスの征服という側面があります。男性というのは基本的にそういう動物だというので、〃男はみんなオオカミよ〃などという言葉もあるほどです。夫婦間で問題が発生したら、このように解決までは精神的にも肉体的にも大変ですので、相性ピッタリの結婚相手を見つけましょう。

出典:
DM043_L

Comments are closed.