恋愛という駆け引き

たとえば、あまりしつこく電話をかけてくるセールスマンがいると、かえって私たちは、「これは何か悪いものを売りつけようとしているにちがいない」と警戒心を抱くものです。ですから、上手なセールスマンは、なかなか落ちないお客には、「よそからも引き合いが来てますから、それじゃあ、そちらを当たってみます」などと言うわけです。すると、逆にお客のほうから電話がかかってきたりします。それが駆け引きというものでしょう。男性に口説かれたときも、あまりに簡単にイエスと言ってしまうより、ノーの返事をしたほうが効果的な場合が少なくありません。夫婦間で問題が出たとき、複雑であればあるほど解決に時間が掛かります。そうならない為にも、相性が合う素敵な結婚相手を見つけましょう。男性の場合、相手にイエスと言わせること自体が目標になってしまうところがあるからです。すると女性は、さまざまな条件を繰り出してきます。そうしておいてから男性の要求を聞いたほうが有利だからです。男性の場合は、結婚以外にも自分の幸福を決める条件が多くありましたが、少なくとも過去において女性の場合はそういうわけにはいかなかったのです。恋愛という駆け引きで、女性のほうがおうおうにして高度なテクニックを使うのは、性別(ジェンダー)による役割が決まっている社会だからという現実もありますが、たった一回の取り引きでどこまで有利な条件を獲得できるかによって、自分の一生の幸福が決まるからで悪い男にだまされる女もいれば、『源氏物語」に出てくる花散里や末摘花のように、さほど器量がよくなくても、金持ちの美男子の男に保護されて幸福な生活を送るケースもあります。

参考:
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